おつかれさまです、若菜です。旦那と2人で会社辞めてスコットランドにいます。

結婚して間もなく仕事を辞め、旦那と二人でスコットランドにやってきました。いや、これ、マジで大丈夫か。。。。という不安と戦いながら、今日も生きています。

The Prisoner: 伝説の舞台演出家ピーター・ブルック/エディンバラ・フェスティバル観光レポート⑧

旦那です。

ついに観劇してしまいました。

伝説の舞台演出家ピーターブルック氏(御年93歳)の芝居。

 

「The Prisoner」

プリズナー。囚人。受刑者。捕らえられたもの。

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自らの父を殺し、妹を愛してしまった青年。彼は、監獄の外にただひとり座っていた。それは彼の選択なのか、それとも罰なのか。

 

なかなか深刻なテーマの芝居ですが、実は観る前からワクワクがとまりませんでした。

 

ぼくが新入社員としてテレビ局に入った頃、美術デザイナーの先輩(というか重鎮)であり舞台美術家の部長に一冊の本をいただきました。

 

「なにもない空間 (The Empty Space)」

ピーターブルック氏により書かれた演劇のバイブル的1冊。これはすぐに読まねば!と意気込んだものの、何をいっているのか全然わからなかったのを覚えています。。

 

かろうじて汲み取ったのは、余分なものを捨て、最小限の舞台装置で観客に想像させる演出をしろということ。捨てるために必要なことは、空間、舞台装置が演者の行為にどう影響し、観客の想像力にどう反映されるかを理解すること。建築でいうアフォーダンス(空間が行為を促す)の感覚を持てよ、ということなのかなと感じました。 

 

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この芝居の舞台を観ても、やはり最小限の装置。舞台上の木の枝が、森の中の木に、主人公の持つ杖に、罰するための武器に、男を捉える檻に、建物の壁に、と姿を変えていきます。

 

舞台美術もさることながら、台詞もシンプルで、なんとも削ぎ落とされて、研ぎ澄まされた芝居でした。

 

なにはともあれ、生ける伝説ピーターブルック氏がご存命の間に、彼の芝居を観劇することができ、非常に感激です。

 

総合評価:★★★★★
 
舞台美術: ★★★★★
ストーリー: ★★★★
ピーターブルックが生きてるうちに観られた感動: ★★★★★